星街すいせいはいつ武道館に行けるのか?

 星詠みの皆様、こんにちは。なかなか攻めたタイトルをチョイスしたと私自身感じています。でも、もし記事タイトルに惹かれて本ページにアクセスしてくださった方が1人でもいらっしゃるのであれば嬉しく思います。


1. はじめに

 先日、自身初となるソロライブイベント"STELLAR into the GALAXY"の開催が発表され、破竹の勢いで成長を続ける星街すいせいさん。彼女の念願のステージが実現した訳ですが、豊洲PITはまだ通過点に過ぎません。目指すはデビュー当初から公言し続けているアーティストにとっての憧れの地「日本武道館」でのソロライブです。ここで私は「星街すいせいさんは夢の実現に向けた上り坂において、今どこまで上り詰めているのか」ということについて気になったので筆を取ることにします。つまり本記事では、すいちゃんが武道館でのソロライブイベントを実現するために必要となる条件について切り込んでいきます。

 本テーマについては以前からずっと執筆してみたいと思いつつも、厳しい現実を自分自身、そして皆様に突きつけることになるのではないか。星詠みの皆様からバッシングがあるのではないかと考え、中々筆を取ることができませんでした。しかし、目標の実現が夢ではない領域に彼女が足を踏み入れていると判断し、本記事を執筆することにします。もしご興味のある方はぜひご一読ください。


2. 推定結果・結論

 まずは結論を先に述べます。星街すいせいさんが武道館でのソロライブイベントを実現するためには、彼女のYouTubeチャンネルである"Suisei Channel"のチャンネル登録者が250万人以上であることが必要であると推定しました。そのチャンネル登録者数をいつ頃達成するかというと、2022年の12月上旬頃の見込みです。(※SOCIAL BLADE参照)つまり、来年2022年度中に星街すいせいさんは武道館でのソロライブイベントを実現できるレベルまで成長を遂げると本記事では予測します。


3. 推定の大まかな流れについて

 まず、本推定の大まかな流れについて説明します。


①"STELLAR into the GALAXY"チケット応募者総数を算出する。・・・「A」

②武道館ライブにおけるチケット応募者総数をX人と置く。

③ライブ収入−ライブ支出=±0 [円]

が実現できる観客動員を実現することを武道館ソロライブの実施ボーダーと仮定し、Xについての方程式を解く(=武道館ライブにおけるチケット応募者総数を導出する。)・・・「B」

④星詠みの中で、ライブ参加を希望する割合が今後変化しないと仮定すると、

 AとBの比率は、

"STELLAR into the GALAXY"開催情報解禁時のSuisei Channelの登録者数・・・「C」

”武道館ソロライブ”開催情報解禁時のSuisei Channelの登録者数・・・「D」

の比率と等しくなると推定し、

A:B=C:D

をDについて解くことで、武道館に行くために必要となるSuisei Channelの登録者数を算出する。

⑤そのチャンネル登録者数達成がいつ頃の見込みなのかを確認する。


以上が本推定の大まかな流れとなります。

以下、具体的にどのように算出したのかを報告します。


4. 現在の星街すいせいさんのライブ動員人数(国内)の導出

 "STELLAR into the GALAXY"の現地来場チケット、皆さんは当選しましたか?それとも落選しましたか?私の周りではかなりの方が落選しているように感じられましたが、具体的に何%の方が当選したのでしょうか?


1. 1次先行の当選者割合について

 Twitter上で、1次先行結果についてアンケートを取った結果、以下のような結果となりました。

上記のアンケート結果より、1次先行でライブ参加希望者の10%が現地行きのチケットを獲得したと推定します。


2. 2次先行への当選者割合について

 また、Twitter上で、2次先行結果についてアンケートをとった結果、以下のような結果となりました。

上記のアンケート結果より、2次先行応募者の10%が現地行きのチケットを獲得したと推定します。2次先行に応募したのは1次先行に落選した全員だと仮定すると、0.9×0.1=9% ライブ参加希望者の9%が現地域のチケットを獲得したことになります。

よって、現地行きのチケットを獲得したのは、応募者全体の10+9≒20%となります。

なお、実際には一般販売がありますが、データ粒度的に加味する必要性が感じられないため省きます。


3. "STELLAR into the GALAXY"の現地チケット応募者全体の人数の導出

 導出したチケット入手者のパーセンテージおよび豊洲PITの収容人数から、ライブチケット応募者全体の人数を割り出します。2021/09/09のメン限雑談配信内で「今回の"STELLAR into the GALAXY"は座席ありのライブだ」とすいちゃん本人の口から語られました。豊洲PITの収容人数は着席時で1325席(※豊洲PITの施設案内参照)であることから、ライブチケット落選者の人数をaとおくと

0.2:0.8=1300:a

より a=5200 [人] となり、応募者全体の人数は

1300+5200=6500 [人]・・・(A)

となります。このとき、応募者は全員日本国内の居住者と仮定します。なぜなら、海外から現地チケットを購入する人数は、コロナ禍の影響も踏まえ、本推定において無視できるほど少ないと想定するためです。


5. 武道館ソロライブを実現するためには?

 武道館ソロライブ(1Day公演)を実現するためには、どのような条件が必要でしょうか?まず、こちらの記事をご確認ください。

【記事リンク】吉田豪・神原孝・酒井瞳 アイドリング!!!武道館公演を語る

元アイドリング!!!プロデューサーの神原孝さんが「武道館公演は2日公演しなければ費用を回収できない」と話しています。つまり、星街すいせいさんが武道館ソロライブ(1Day公演)を実施する場合も、赤字となることが想定されます。武道館公演を星街すいせいおよび自社のPRと考え、先行投資的な位置づけで実施するとして、いくらまでの赤字をカバー株式会社が許容するかを推定してもよいのですが、一旦本記事では厳しい側に条件を倒して、

ライブの収入ーライブの支出=±0 [円]

となる動員人数を確保できることが星街すいせいさんが武道館ライブを実現するための条件と仮定することにします。


6. 武道館ソロライブ実施時の収入および支出の推定

 いよいよ、武道館ソロライブを実現させる上での具体的な推定に入っていきます。前項の式(B)より(1)ライブの収入、(2)ライブの支出の2つについて見積もる必要があります。


(1)ライブの収入

まず、ライブの収入についてです。ライブの収入は以下のように分解できます。

 ライブの収入=現地チケットの売上+オンラインチケットの売上+グッズの売上

武道館のライブ公演時の収容人数は10,000人(※こちらのページを参照)であり、ライブチケット応募者全体(日本人)の人数をX、オンラインチケットを購入する海外星詠みの人数をY、現地チケットの価格を8000円、オンラインチケットの価格を5000円、グッズ売上を1人あたり4000円と仮定すると(※グッズ売上の推定内容についてはこちら)

〇ライブの収入=8000×10000+5000(X+Y-10000)+4000(X+Y)

ここでYを導出する必要が出てきます。この推定には、以下の検証結果を用います。

【リンク】Which member gets the most English chat messages? The fewest? I analyzed ~3 million Youtube chat messages to answer these questions and discover other fun facts.

この結果より、星街すいせいさんの海外リスナーの割合はリスナー全体の40%であり、日本国内の応募者全体の人数X人から想定すると、X:Y=0.6:0.4 より

Y=(2/3)X

の海外星詠みがオンラインチケットを購入すると推定できます。

なお、1次先行に応募せずにオンラインチケットを購入する層は考慮しないものとします。(この処置は最終的に武道館ライブの推定実現条件を厳しい側に傾けます。)

よって、

 〇ライブの収入=8000万+5000(5/3X-10000)+4000(5/3X)

     ≒8000万+8000X-5000万+7000X

   =15000X+3000万・・・(Ⅰ)


(2)ライブの支出

 ライブの支出については

〇ライブの支出=2億5000万・・・(Ⅱ)

を想定金額と設定します。(※推定過程についてはこちらを参照。)


7. 武道館ライブを実現できるYouTubeチャンネル登録者の推定

 最後に、ライブの収入ーライブの支出=±0 [円]となるときのライブチケット応募者全体の人数Xを求め、その値から武道館ライブを実現する上で必要となるYouTubeチャンネル登録者数を算出します。

(Ⅰ), (Ⅱ)より、

15000X+3000万-2億5000万=0

15000X=2億2000万

X≒15000 [人]・・・(B)

日本国内からの武道館ライブ応募者全体の人数は15000人となります。


豊洲PITでのソロライブ実施時の日本国内からのライブ応募者全体が6500人・・・(A)

であることと、ライブに足を運ぶアクティブな星詠みの割合が変化しないという推定、

ライブの収入ー支出=±0[円]となるときの武道館ライブ応募者全体人数が15000人・・・(B)

および

"STELLAR into the GALAXY"発表時のYouTubeチャンネル登録者数≒110万人・・・(C)

だったことを踏まえ、

武道館ライブ発表時のYouTubeチャンネル登録者数をZ・・・(D)

と置くと、(A):(B)=(C):(D)から

6500人:15000人=110万:Z

 これをZについて解くと 

Z≒250万 [人]

という結果になりました。


8.まとめ

 上記の計算結果より、Suisei Channel のチャンネル登録者が250万人となったとき、星街すいせいさんの武道館ライブがいつ告知されてもおかしくない状況になると本記事で推定しました。具体的にいつ頃、Suisei Channel のチャンネル登録者が250万人が実現するかというと、2022年の12月上旬頃の見込みです(※SOCIAL BLADE参照)。

コロナ禍の影響もあり、先が読めない状況ではありますが、来年度中に星街すいせいさんは武道館ライブを実現できる次元まで成長を遂げると本記事では考察します。


9. さいごに

 本記事では「星街すいせいさんはいつ武道館に行けるのか?」の推定を実施いたしました。なお、本推定において導出した数値・時期等の保証はいたしかねますのでご了承の程よろしくお願いいたします。

 本推定は確固とした数値や時期の導出結果を報告するのためのものではなく、筆者による推定結果を計算過程と共に示すことで、本記事をベースとした議論をする土台を作ることを目的としています。「ここは誤っている」とか「ここはこうした方がいいのではないか?」などのご意見ありましたら、Twitter ID:@boko_kama_ までご連絡のほどよろしくお願いいたします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 星街すいせいさんが武道館のステージに立つ日を夢見ながら、これからも彼女に声援を送り続けましょう!ではでは、おつまーち!!


10. 追記(2021/10/03 24:00)

 記事を読んでくださった方からいくつか質問をいただきましたので紹介させていただきます。


◆ポジティブな要素◆

1) 情勢を鑑みて現地参加を断念した層が多ければ、情勢が良くなった場合に現地への応募者率が改善するかもしれません。

2) (情勢にかかわらず)オンライン勢(海外に限らず!)の母数が多ければ、国内オンライン勢の収益分も十分に上乗せできると思われます。

※この2点とも具体的な数値にはできていないので、あくまでも可能性に過ぎません。

◆ネガティブな要素◆

3) 武道館が満席前提ですが、コロナ禍による人数制限の状況が続いた場合には条件が厳しくなります。(1年で情勢がどこまで改善するかは不透明ですね…)


A. この質問をしてくださった方のおっしゃる通りです。本推定には「コロナ禍である」ことでの条件を加味できていない点がいくつかあり、そこが弱い点となっています。

1)および2)のご指摘については推定するにしても具体的な根拠が示せないため、今回は未考慮とさせていただきます。この場合、推定結果が厳しい側に傾くのですが、本推定は各種条件を厳しい側で見積もっているケースが多くなってしまっていますね。チャンネル登録者数250万人の達成が必要というのは厳しく見積もり過ぎの可能性もあります。

3)についても正確にコロナが収束する時期を掴むのは難しいです。

上記の推定結果では、完全なポストコロナを想定して推定していました。しかし日本医師会の尾身会長曰く(記事リンク)、コロナウイルスが落ち着くまでに2, 3年プラスはかかる見込みとのことなので、すいちゃんが武道館でのライブができるポテンシャルに成長したとしてもコロナ情勢がそれを許さない可能性はあると思います。

ちなみに東京都防災HPの「イベントの開催制限等について」より、一番遅いシナリオを想定すると武道館の収容人数を5000人と抑えた場合でも赤字にならないケースとなりますが、この条件で試算してみたところ、Suisei Channelの登録者数が270万人で実現という結果となりました。

星街すいせい応援サイト|『ほしよみすたじお』

アイドルVTuberの 星街すいせいさんを 応援しているサイトです! すいちゃんはー! 今日もかわいいい!!

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